手数料とリスクについて

手数料等について

■ ファンド資金募集サービス

ファンド運用会社様には、業務委託契約に基づく報酬、その他の手数料等をご負担いただきますが、その金額については、ファンド運用会社様との個別協議により決定することから、事前に計算方法、上限額を表示できません。 なお、投資家様からは報酬その他の手数料等は頂きません。

■ ファンド流動化サービス

売却が実現した場合、媒介契約に基づき、売り手様、若しくは買い手様より媒介報酬等を頂戴いたしますが、その金額については個別の契約内容等により異なりますので、事前に料率、上限額等を表示することはできません。

■ ゲート・キーパーサービス

お客様には、投資一任契約に基づく投資顧問報酬をご負担頂きますが、その金額については、お客様の契約資産額やサービス内容等の事情を考慮し個別協議により決定することから、事前に計算方法、上限額を表示できません。

リスクについて

ファンド資金募集サービス、及びゲート・キーパーサービスにかかるリスクについて

当社は、ファンド資金募集サービスとして、投資家様に対し、主として国内外の非/低流動性プロダクト(プライベート・エクイティ・ファンド、インフラ・ファンドなど)の勧誘を行います。また、ゲート・キーパーサービスとして、お客様からの一任を受け、上記と同種のプロダクトを投資対象としてお客様のポートフォリオに組入れます。当該プロダクトの持分の資産価値は大きく変動する場合があるため、お客様の投資元本は保証されているものではなく、元本欠損が生じる可能性があります。資産価額の変動要因としては、主に「市場リスク」「信用リスク」「流動性リスク」「その他のリスク」等がございます。

■ 「市場リスク」

  • 投資先ファンドが組入れる非上場株式等の評価額の変動リスク:投資先ファンドに組み入れられる非上場株式等については、上場されている株式等と異なり、市場での取引がなされているわけではなく、また、時価の算定方法としては、複数の算定方法が存在していることから、時価評価の手法によって変動が生じる可能性があります。
    そのため、適切なタイミング及び時価で売却処分が実施できない可能性があり、当初の取得価額を下回る価額で処分することになる場合もあります。
    そのような場合には、投資先ファンドの一口あたりの出資持分の価値が低下し出資金の一部または全部を回収できなくなることにより、元本欠損が生じる可能性があります。
  • 投資先ファンド及び投資先ファンドが組入れる非上場株式等が外貨建ての場合の為替リスク:外貨建ての投資先ファンド及び投資先ファンドに組み入れられる外貨建ての非上場株式等について、通貨価値の変動により当初の取得価額を下回ることになる場合には、一口あたりの出資持分の価値が低下し出資金の一部又は全部を回収できなくなることにより、元本欠損が生じる可能性があります。
  • 投資先ファンド及び投資先ファンドが組入れる非上場株式等の発行国のカントリーリスク:投資先ファンド及び投資先ファンドに組み入れられる海外の非上場株式等について、当該発行者等が企業活動を行う国の政治・経済・社会情勢の変動、諸制度の変更及び天変地異などのいわゆるカントリーリスクにより、当該発行者等の業務・財産の状況の変更、当該有価証券等の流動性の変動等が生じ、損失を被ることがあります。
    その結果、投資先ファンド及び投資先ファンドに組み入れられる海外の非上場株式等について当初の取得価額を下回ることになる場合には、投資先ファンドの一口あたりの出資持分の価値が低下し出資金の一部又は全部を回収できなくなることにより、元本欠損が生じる可能性があります。

■ 「信用リスク」

  • 投資先ファンドが組入れる非上場株式等の発行者に関する信用リスク:投資先ファンドに組み入れられる非上場株式等について、当該非上場株式等の発行者等の経営・財務状況が悪化し、当該非上場株式等の価値が低下することにより当初の取得価額を下回る場合があります。
    その結果、投資先ファンドの一口あたりの出資持分の価値が低下し出資金の一部又は全部を回収できなくなることにより、元本欠損が生じる可能性があります。
  • 投資先ファンドの運用会社及び関連会社に関する信用リスク:投資先ファンドの運用会社及び関連会社その他関係者等の経営・財務状況が悪化し、投資運用の質の低下などの要因により円滑な業務遂行に支障をきたす場合があります。
    その結果、投資先ファンドの一口あたりの出資持分の価値が低下し出資金の一部又は全部を回収できなくなることにより、元本欠損が生じる可能性があります。

■ 「流動性リスク」-契約解除の制限、換金性に関するリスク

投資先ファンドに組み入れられる非上場株式等については、上場されている株式等と異なり、市場での取引がなされているわけではなく、株式公開や第三者との組織再編・事業売却等M&Aによる回収の手段が保証されているものではないなど、譲渡・転売による換金も制約されるという点で、大きな流動性リスクを有しております。
また、投資先ファンドへの投資(出資)期間は長期間のものであり、途中解約等は原則としてできないため、当該期間中の換金は制限されます。
さらに、投資先ファンドの持分の譲渡・転売には当該ファンドの運用者の承諾が必要な場合があり、仮にその承諾を得られても当該持分を取引する公開市場は存在しないため、上場されている株式等と比較して、大きな流動性リスクを有しております。

■ 「その他のリスク」

  • 投資先ファンドにおける投資進捗のリスク:投資先ファンドにおいて、当該ファンドの運用会社による投資進捗が想定よりも進まない場合、長期にわたって投資約束金額が運用されない状況によって、資産運用の機会損失を被る可能性があります。
    その結果、一口あたりの出資持分の価値が低下し出資金の一部又は全部を回収できなくなることにより、元本欠損が生じる可能性があります。
  • Jカーブ効果のリスク:投資先ファンドがポートフォリオを構築し投資資金を回収するまでの当初数年間は、運用コスト分のマイナスが発生する可能性があります。
    その結果、一口あたりの出資持分の価値が低下し出資金の一部又は全部を回収できなくなることにより、元本欠損が生じる可能性があります。
  • レバレッジ(借入れ)に関するリスク:投資先ファンドが金融機関からの借入金を加えることによりレバレッジを効かせた投資を行う場合、当該投資は、経済的なマイナス要因(金利の大幅な上昇、深刻な景気後退、当該投資先企業又はその事業の状況悪化等)による影響を受けることがあります。
    投資先ファンドは、投資家への分配及び出資金の返還に優先し当該金融機関からの借入金の返済を行うため、借入を行わなかった場合に比して大きな損失を被ることとなります。
    その結果、一口あたりの出資持分の価値が低下し出資金の一部又は全部を回収できなくなることにより、元本欠損が生じる可能性があります。
  • 他の投資者の影響を受けるリスク:投資先ファンドへの出資はキャピタルコール方式で行われることから、他の投資者の一部が財務状況その他の理由によりキャピタルコールに応じた出資を履行しなかった場合には、適切な投資の機会を逸する等、当該ファンドの運営に悪影響が生じる可能性があります。
    その結果、一口あたりの出資持分の価値が低下し出資金の一部又は全部を回収できなくなることにより、元本欠損が生じる可能性があります。
  • 集中投資によるリスク:投資先ファンドは限られた数の投資先企業への投資を行います。このため、投資額の大きい一つの投資対象の価値が著しく下落若しくは無価値となった場合、当該ファンドの投資に対するリターンが著しく影響を受ける可能性があります。
    その結果、一口あたりの出資持分の価値が低下し出資金の一部又は全部を回収できなくなることにより、元本欠損が生じる可能性があります。

ファンド流動化サービスにかかるリスクについて

売却の実現および売却金額は、買い手との交渉次第で決定されますので、売却が実現しないリスク、また実現したとしても売却金額がファンド持分の評価額を下回るリスクがあります。
また、その他なんらかの理由で売却が実現しないリスクがあります。